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グラモナをカバのトップブランドに育て、コルピナットの推進役も務めたザビエル・グラモナが、カタルーニャ州バルセロナ県サン・サドゥルニ・ダノヤの倉庫で転倒し、この事故による合併症で4日に亡くなった。63歳だった。
グラモナは1881年にワイナリーを設立し、2021年に140周年を迎えた。5代目のザビエルは副社長兼共同所有者。いとこのジャウメ社長と共にグラモナを牽引した。カバの見本市やイベントに出席して、カバの大使として活躍した。カタルーニャ文化財団の副会長も務めた。
2018年にカバDOから離脱して、9ワイナリー(グラモナ、ジョパール、ナダル、レカレド、サバテ・イ・コカ、トレジョ、ウゲット・カン・フェイセス、ジュリア・ベルネット、マス・カンディ)が厳格な規則に基づく高品質な「Corpinnat」(コルピナット)ブランドで生産に乗り出す運動の旗振り役を務めた。
グラモナは反逆者の烙印を押されたが、ペネデスの中心部で作られるスパークリングワインを差別化したいという情熱を抱いていた。
コルピナットはすべてのブドウをDOペネデス域内から調達し、うち75%はワイナリーが所有しなければならない。ブドウは100%オーガニックで手摘み。90%以上は土着品種。ワイナリーでの醸造、最低18か月間の熟成(30か月以上、60か月以上のワインもある)などを定めている。
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