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テルモ・ロドリゲスの「YJAR」、リオハで初めてラ・プラス・ド・ボルドーで販売

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 スペインのテルモ・ロドリゲスが、リオハ・アラベサ地区で造る新ワイン「YJAR」が、リオハワインとして初めて、ラ・プラス・ド・ボルドーで販売される。


 YJARはカンタブリア山脈のトローニョ山脈(Sierra de Tolono)の標高600-800mの3.8haの畑から、混植されたテンプラニーリョ、グラシアーノ、ガルナッチャ、グラネグロ、ロジャルで造られる。リオハ・アラベサで最も古い石灰質土壌が広がっているという。


 ロドリゲスは数年前から、スペインとフランスの関係を変える今回のプロジェクトに取り組んできたという。9月にネゴシアン経由で販売される2017ヴィンテージの生産量は7000本。推奨小売価格は120ユーロ


 ボルドーのネゴシアンが取り引きするシステムをさすラ・プラス・ド・ボルドーは、ボルドー・プリムールの先物取引で知られるが、2004年のオーパスワンから、フランス以外の国のワインも参入している。


 イタリア・トスカーナのマッセートは2006ヴィンテージから始めて、オルネッライア、ソライア、ルーチェなどのスーパータスカンが続き、今年からはジョヴァンニ・ロッソの造るエトナ・ロッソも加わる。


 また、ナパのプロモントリー、イングルヌック、マヤ、クインテッサ、ヴェリテ、チリのセーニャ、アルマヴィーヴァ、アルゼンチンのシュヴァル・デ・アンデス、カテナ・サパータ、南アフリカのヴァン・ド・コンスタンスなども参入し、ブランド数は毎年のように増えている。


 これらのトップワインは9月に入ると、ボルドーの有名ネゴシアンのジョアンナ、ディーヴァ、CVBG、バリエール・フレールなどを通じて、次々と売り出される。各国の代理店ではなく、ラ・プラスを通じて販売することで、ワインの世界的な市場が広がり、ブランド価値や価格の向上につながる。

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