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伝統的なリオハのリバイバル、テルモ・ロドリゲスのイハール(秋のラ・プラス・ド・ボルドー2022)

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 スペインワインも秋のラ・プラス・ド・ボルドーに現れてきた。テルモ・ロドリゲスが、リオハ・アラベサ地区で造る「YJAR 2017」がリオハワインとして初めて2021年に登場したのに続いて、マルケス・デ・リスカルも2022年からタピアスを販売し始めた。


 テルモはリオハ、リベラ・デル・ドゥエロ、グレドス、ガリシア、トロなどスペインの9拠点でプロジェクトを展開し、固有品種を発掘している。イハール(YJAR)は彼が父から継いだリオハで最も古いワイナリーのレメリュリで造られる。フィールド・ブレンドで、株仕立て(ゴブレ)により、リオハの伝統的なワインを復活させている。


 レメリュリの畑はリオハ・アラベサ地区の石灰岩質のトローニョ山脈のふもとに広がり、大西洋の冷涼な気候と地中海の暖かい空気の両方から影響を受ける。3.8haの単一畑からテンプラニーリョとガルナッチャ、グラシアーノなどをブレンドして、フードルで熟成される。リオハのテロワールと伝統に基づくワインの独自性を世界に広めるため、2017ヴィンテージからラ・プラスで売り出された。


 「イハール 2018」(Yjar 2018)は若々しく、ブラック・ラズベリー、レッドチェリー、ドライフィグ、スムーズでチョーキーなテクスチャー、複雑なブレンドによる調和がとれている。リコリス、クローブ、石灰岩を感じさせる清涼感と優雅さを秘めている。多層的な味わいで、スパイシーなフィニッシュ。96点。


マルケス・デ・リスカルも単一畑のタピアス


 マルケス・デ・リスカルは1858年に設立された、リオハで最も古い生産者の1つ。カベルネ・ソーヴィニョンを最初に植えて、ボルドーのワイン造りを取り入れた。500haの自社畑から、アメリカンオークで熟成するモダンなリオハを生産する。


 世界で最もよく知られるリオハのブランドの1つ。古酒を保管するセラーと、ワイン観光客に人気の色彩豊かな外観のホテルで知られる。


 ラス・タピアス(Las Tapias)はリオハ・アラベサのエルシエゴにある、リスカルの最良のブドウ畑15haから特別なセレクションを行った。エブロ川の段丘の石灰岩の強い2.85haから、テンプラニーリョ100%で造られる。pHが低くて酸度が高い。


 「マルケス・デ・リスカル タピアス・デ・マルケス・デ・リスカル 2019」(Marques de Riscal Tapias de Marques de Riscal 2019)はレッドチェリー、ダーク・ラズベリー、タバコ、しなやかなタンニン、柔らかいテクスチャー、スムーズで、エレガント。ミント、スモーク、万人受けするモダンな味わい。93点。


 

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