サム・ハロップMW、IWCコ・チェアマン辞任

　世界最大のワインコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」（IWC）のSAKE部門の創設に尽力したサム・ハロップMWが、審査実務の最高責任者であるコ・チェアマン（共同審査委員長）を辞任し、後任には英国のジャーナリストジェイミー・グッド博士とサラ・アボットMWが就任する。
　ニュージーランド出身のサムは、世界的な影響力を持つコンサルタント。故国のワイヘケ島で自らのワイン「セダリヨン」も生産している。2006年からコ・チェアマンを務め、2007年にはSAKE（日本酒）部門を創設した。2006年に酒サムライを叙任し、酒サムライコーディネーターの平出淑恵さん、マスター・オブ・サケの大橋健一MWとタッグを組んで、世界にSAKEを広めた。2016年5月、IWCのSAKE部門審査会を兵庫県で開く原動力となった。
　サムはSAKE部門のコ・チェアマンも退き、後任には米国のボー・ティムケン、スウェーデンのエイク・ノルドグレンが就任する。大橋MWと楠田卓也氏、オランダのサイモン・ホッフストラは引き続き、コ・チェアマンを務める。IWCのコ・チェアマンは、ティム・アトキンMW、オズ・クラーク、チャールズ・メトカルフェ、ピーター・マッコンビーMWが続け、ジェミー・グッド博士とサラ・アボットMWが加わる。