シュヴァル・ブランとアンジェリュス、20-32%アップで売り出し（ボルドー2022プリムール）

　サンミリオンのトップを走るシャトー・シュヴァル・ブランとシャトー・アンジェリュスが9日朝、2022ヴィンテーを大幅に値上げして売り出した。ボルドー2022プリムールの商戦が本格的にスタートした。

　Liv-exによると、シュヴァル・ブラン2022は1本470ユーロ（exボルドー）で発売された。2021の初値より20.5%上昇した。英国で1ケースあたり5760ポンドで提供されている。

　シャトー・アンジェリュスは2021年から32%アップの1本350ユーロ（exボルドー）でリリースされた。英国のケース価格は4296ポンド。

　シュヴァル・ブランの共同所有者LVMHは「2015年、2016年、2019年の現在の市場価格を見ると、2022年のプリムールのリリースでは、価格の一段の変化が期待できる」と声明で述べ、「シュヴァル・ブラン2022は私たちの流通パートナーやその顧客に対して、魅力的なオファーを示すと信じている」としている。

　生産量の3分の2がプリムールとしてリリースされ、残りの3分の1は「15年以上と推定される飲み頃」の2037年ごろまで入手できないとしている。

　シュヴァル・ブランもアンジェリュスもヴィンテージを代表するワインの候補になるだろう。