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LVMHのワイン・スピリッツ部門モエ・ヘネシーが、プロヴァンスのロゼ生産者シャトー・ミニュティ(Chateau Minuty)の株式の過半数を取得した。
サントロペに位置するミニュティは1936年に設立された家族ワイナリー。グラン・クリュ・クラッセ・コート・ド・プロヴァンスに指定されている。170haから900万本を生産。プロヴァンス・ロゼで世界に最もよく知られるブランド。オーナーのマットン家の役員と家族は引き続き経営にたずさわる。
今回の買収で、モエ・ヘネシーは2019年に買収したシャトー・ガルペ、シャトー・デスクランも含めて、プロヴァンス・ロゼのポートフォリオを充実させた。LVMHはシャンパーニュ、コニャックと並んで、プロヴァンス・ロゼでも最大の所有者となった。
モエ・ヘネシーの会長兼CEOのフィリップ・シャウスは「ロゼ・ド・プロバンスの世界的リーダーであるミニュティとの戦略的パートナーシップを締結できたことは大きな誇り。この提携は、強い輸出需要に後押しされ、ミニュティのワインの国際的な発展を強化し、ロゼ・ド・プロヴァンスのカテゴリー全体に利益をもたらすだろう」とコメントした。
プロヴァンス・ロゼには、ミラヴァルのヒットを機に大手資本が参入している。シャネルが2019年に「ドメーヌ・ド・リル」を買収し、ペルノ・リカールが昨年末にシャトー・サン・マルゲリート(Chateau Sainte Marguerite)を買収した。
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