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戦争も値上がりもはねのけて、シャンパーニュ2022の売上高は過去最高の見通し

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 2022年のシャンパーニュの売上高は、価格の上昇にもかかわらず過去最高のを記録する見通しだ。


 シャンパーニュメゾン組合 (Union des Maisons de Champagne=UMC)のダヴィド・シャティヨン会長は、「過去最高だった2021年の57億ユーロを更新して新記録となる可能性が高い」と、ロイター通信に対して語った。


 シャンパーニュの価格は、ボトルやラベルなどの資材、ブドウ価格、輸送費の上昇で上がっている。だが、シャティヨン会長は「インフレの影響を受けにくい消費者を抱えている」と述べ、ウクライナ戦争や対ロシア制裁の影響もほとんどなかったという。


 輸出の売上高も過去最高を記録する見込み。米国、英国、日本が非常に好調で、ほかのヨーロッパの市場も伸びているという。


 一方、出荷量は2021年の3億2200万本を上回るものの、過去最高の2007年の3億3870万本には届かない見込みだ。


 シャンパーニュ委員会の最後の総会で、グロワーを代表するブドウ栽培醸造業組合(Syndicat General des Vignerons=SGV)のマキシム・トゥバール会長は、前年より1000万本多い3億3000万本の出荷見通しを発表した。

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