世界で最も高価なボルドーワイン、右岸が値上がりし左岸は下落（ワイン・サーチャー）

2022/08/29

　世界で最も高価なボルドーワインを、ワイン・サーチャーが発表した。右岸とリベル・パテルの白と赤がトップ5を占めて、メドックの1級シャトーは下落傾向が見られた。

　ワイン・サーチャーで最も検索されたワインのトップ10のうち6つがボルドー産で、根強い人気を誇っているが、価格の上昇は産地で異なる。

　過去12か月間で世界平均小売価格が上昇したのはポムロールのペトリュス、ル・パン、シャトー・ラフルールの3つだけ。ペトリュスが10%、ル・パンが7%、ラフルールが9%上昇した。

　左岸のワインはすべて価格が下がった。ラフィット・ロートシルトの平均小売価格は2.5%、ラトゥールは6%、マルゴーは4%、オー・ブリオン・ブランは3%の下落。オーゾンヌも5%下落した。

　グラーヴのリベル・パテルは昨年、4000ドルを超えてトップだったが、今年は赤が11%、白が15%下がった。入手が困難なため、再び上昇に転じると見られている。

　ブルゴーニュの取り引きが活発化したせいかどうかは分からないが、ボルドー左岸に黄信号が灯ったという見方もできる。

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