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ブルゴーニュのエティエンヌ・ド・モンティーユが函館で展開する「ド・モンティーユ&北海道」(de Montille & Hokkaido)のジェネラルマネージャーに、インポーターのラック・コーポレーションの矢野映・元副社長が就任した。
矢野さんは1988年にラック・コーポレーションに入社。ブルゴーニュ、シャンパーニュ、ロワールなどフランス各地の生産者とのコンタクトや、ブルゴーニュやニュージーランドの生産者の発掘、国内営業などを担当し、32年間にわたり会社の屋台骨を支えてきた。2020年3月に退職し、顧問を務めている。
ヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユ、ピュリニー・モンラッシェのシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェのワイン輸入を通じて、エティエンヌ・ド・モンティーユとは長年にわたり、親交を深めてきた。
今回のプロジェクトは、本場のトップ生産者が日本に進出した初のケースとして注目を集めている。昨年11月、初のワイン「ド・モンティーユそして北海道 ピノ・ノワール Oser 【豪】 2018」を発売した。7haを超す畑にブドウ樹の植え付けを増やしている。
現在は技術責任者のプロジェクト・マネジャー、バティスト・パジェスが函館に住んで、ワイン造りの主軸を担い、エグゼクティヴ・オフィサーの石黒かおりさんが日本とブルゴーニュを行き来して、全体の調整をしている。ワイン造りから会社経営まで幅広い経験のある矢野さんが加わることで、体制が強化される。
矢野さんは4月にド・モンティーユと打ち合わせし、既に函館に移住している。「社員は少ないが、まず効率的に働きやすい環境を作る。今は10Rワイナリーを借りて醸造しているが、将来的には醸造所も作る。エティエンヌが強調する北海道の生産者との交流に力を入れる」と抱負を語った。
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