シャトー・アンジェリュス2022、特別ボトルに瓶詰め

　シャトー・アンジェリュスは「マジェスティック」と呼ぶ2022ヴィンテージを詰める特別なデザインのボトルを、パリで開かれたヴィネクスポで発表した。

　2022年は創立240周年。ユベール・ド・ブアール・ド・ラフォレストからステファニー・ド・ブアール・リヴォアルへ引き継がれて10年がたち、新たな時代に入った。ステファニーは2022年を「荘厳な」を意味する「ル・マジェテュー（Le Majestueux）」と表現している。

　2012ヴィンテージのブラックとゴールドのボトルから10年が経ち、2022ヴィンテージのボトルには、本物の金 (20カラット) を用いて、宝石商の伝統的な技術を採用して瓶のガラスに刻印している。

　昨年4月に樽から試飲した「シャトー・アンジェリュス　2022」（Chateau Angelus 2022)の試飲コメントは以下の通り。メルロ53%、カベルネ・フラン46%、プティ・ヴェルド1%。ダークチェリー、ブラック・ラズベリー、プラム、スミレ、鉛筆の芯、シルキーで高精細なタンニンが肉付きのよいコアを柔らかく包み込んでいる。層が厚く、濃密で、ピュア、しっかりした骨格、エネルギーが詰まっている。ミント、クローブ、フローラルで、地平線のように伸びるフィニッシュ。98点。