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シャンパーニュのグローワー「ド・スルーヴェール・ピエンヌ」(De Sloovere-Pienne)が、ボトルからコルクにかぶせているアルミ製のフォイルを取り除く。二酸化炭素排出量の削減が狙い。デキャンターによると、シャンパーニュの生産者では初めて。
ド・スルーヴェール・ピエンヌは、ピエリーから南西に下ったブリュニー・ヴォダンクールで5世代にわたって続く家族ドメーヌ。醸造責任者のエメリーヌが母シャンタルや妹ともに運営している。2016年から8haの畑で除草剤や殺虫剤、農薬を使わず、サステイナブルな農法に取り組み、パーマカルチャーを探求している。
シャンパーニュのボトルは伝統的に、コルクをアルミ箔のフォイルとキャップ(王冠)で覆って、ミュズレ(口金)で締めてきた。ド・スルーヴェール・ピエンヌは、フォイルを除いて、代わりに紙片を使うことに決めた。
ボトルの軽量化、紙とインクの使用によって、環境への負荷を減らし、二酸化炭素排出量を削減するサステイナブルなパッケージングを目指している。
シャンパーニュ委員会とフランス税関も承認しているという。
サステイナビリティへの関心が高まるワイン産業では、パッケージングの簡素化や代替容器の使用に関心が高まっている。
ギフト需要が大きいシャンパーニュでも、カーボン・フットプリント減らす軽量ボトルの開発や重くて豪華なギフトボックスを廃止したテルモンのようなメゾンが登場している。
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