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カバの2022年の売り上げが史上最高を記録した。輸出・国内市場を合わせて2021年より4.58%増の2億4900万本を売り上げた。
原産地呼称統制委員会によると、輸出売り上げは総売り上げの69%を占める。トップ市場はドイツで、米国、ベルギー、英国がそれに続く。35%増のスウェーデンが初めて5位に入り、日本(3.5%増)が続いた。スイス(50%増)、ブラジル(24%増)、エストニア(22%増)、リトアニア(22%増)などの新興国が2ケタの伸びを示した。
国内販売量も13.2%と大幅に増加した。オンプレミスが顕著に伸びて、オフプレミスも減少したシャンパーニュ(12.9%減)や伝統式なスパークリングワイン、タンク式のスパークリングワインと較べて伸びた。
委員会のハビエル・パジェス会長は、最も高い位置づけにある「カバ・デ・グアルダ・スペリオール」(Cava de Guarda Superior)の取り組み、2021年に行われた地域の戦引きや品質区分、継続的なサステナビリティの注力が、売り上げの伸びにつながったと発表した。
グアルダ・スペリオールの売り上げは13.22%増加した。最低18か月間の瓶内熟成期間が定められ、2025年までに100%オーガニックに移行する。オーガニックのラベルが貼られたボトルは現在3200万本を超えている。
カバはスペインのDOの中で最も多くのワインを輸出しており、349ワイナリーが100以上の国に進出している。DOは3万8000haを超すブドウ畑と6200人以上のワイン生産者を擁している。
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