世界の最新ワインニュースと試飲レポート

MENU

  1. トップ
  2. 記事一覧
  3. フランスがオーガニックワインのチャンピオンに

フランスがオーガニックワインのチャンピオンに

  • FREE

 フランスはオーガニックワインのチャンピオンになろうとしている。2022年の有機栽培ブドウ畑の面積は約16万haで全土のブドウ栽培面積の20%に達し、世界一になる。生産量ではイタリアに次ぐ2位となり、売上額は世界一となる予定。


 ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスによると、今月末にモンペリエで開かれるヨーロッパ最大のオーガニックワインの見本市「ミレジム・ビオ」で発表される。


 有機栽培のブドウ畑は2019年、フランス国内のブドウ畑の面積の14%を占めていたが、現在は20%に近いと推定されている。スペインやイタリアを抜いて世界一になる。売上高はこの2年間で、フランス市場で23%増の12億ユーロ、輸出で57%増の5億5200万ユーロに達した。


 フランス国内では新たな販路が拡大されている。有機農業を促進する農林省傘下の「アジャンス・ビオ」によると、ワインの8割近くがスーパーマーケットで売られている状況下で、オーガニックワインの販売比率は3割にとどまっている。


 ミレジム・ビオの社長ジャンヌ・ファーブルは「スーパーマーケット、直販や輸出以外の流通経路を開拓している。有機栽培のワインは、スーパーマーケット以外の方法でワインを売ることができる」とコメントしている。

 
 ミレジム・ビオの出展者は1993年当時、わずか15社だった。ラングドック・ルーションの小さなワイナリーで、少数の生産者とバイヤーで始まった。2023年には1万人が来場する予定。オーガニックワインがここ30年で発展したことを物語っている。

(C)Millésime BIO 30周年を迎えたオーガニックワインの祭典

購読申込のご案内はこちら

会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!

Enjoy Wine Report!! 詳しくはこちら

TOP