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パリの老舗ワインショップが初めて海外進出する「ルグラン・フィーユ・エ・フィス東京」が12月1日、東京・広尾にグランドオープンする。
ルグラン・フィーユ・エ・フィスの原型となる食料品店は1880年に創業。アルマン・ルソーやDRCを戦後すぐから仕入れてきた歴史を有する。ネゴシアン、ブローキングも扱うワイン商に成長した。中島董商店が2013年に買収し、日本市場向けのビジネスを充実させてきた。
東京店はパリのショップの空気をそのまま運んできた造りになっている。現地を知る人は懐かしいだろう。バー・カウンターでグラスと軽食を楽しんだり、地下のサロンでパーティを開いたりもできる。サロンは愛好家やインポーター向けイベントを意識している。
ルグランはフランスの優れた造り手を一足はやく開拓してきた。マコネのジュール・デジュルネ、専属契約を結ぶポムロールのシャトー・ラフルールなど現地でしか手に入らない造り手や、マニア向け熟成ワインもそろえる。国内インポーターからも仕入れている。
ルグラン・ジャポン社長の前川大輔さんは「暮らしにうるおいをもたらすワインをゆったりと楽しんでいただきたい」と狙いを語る。スタッフはフランス人のハート・ショーン店長をはじめ、だれもがフランス暮らしの経験者。ワインを輸入する日本人のプロが営むショップとは雰囲気が違う。
産地、ヴィンテージなど品揃えも、一般的なワインショップとは異なり、独自性がある。見ているだけでウキウキする。マニアには発掘の楽しみを、愛好家にはのんびりした時間を与えてくれる。
広尾はエノテカ本店、カーヴ・ド・リラックスなど、ワインショップの密度が高まってきて、愛好家が休日にワイン屋巡りを楽しめる街になってきた。
ルグラン・フィーユ・エ・フィス東京は地下鉄の日比谷線広尾駅出口4を出てすぐ。月・火曜は定休。電話は03-5424-6041。
ルグラン・ジャポンのHPはこちら
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