- FREE
シャンパーニュのシャルル・エドシックは、創業者の生誕200周年を記念して、伝説的なキュヴェのシャンパーニュ・チャーリー(Champagne Charlie)を37年ぶりに復活させることを発表した。
シャンパーニュ・チャーリーは、1822年生まれの創業者シャルル・カミーユ・エドシックのニックネーム。1852年、メゾンのオーナーとして、未開拓の市場だった米国を初めて訪れた。10年間で4回にわたり船で渡航し、シャンパーニュを広めた。ジャズソングや映画の題材となって、広く知られている。
伝説的なシェフ・ド・カーヴのダニエル・ティボーがオマージュとして、1979ヴィンテージから彼の名前を冠したキュヴェをデビューさせた。1981、1982、1983、1985まで計5ヴィンテージがリリースされた。
クリュッグを所有していたレミー・コアントローがシャルル・エドシックを買収して、クリュッグのブレンド・スタイルと似通った点のあるシャンパーニュ・チャーリーは生産中止となった。
6番目となる今回のキュヴェは、シリル・ブランがマルチヴィンテージで仕込んだ。2016をベースに、20年以上、オリと共に熟成されたリザーヴワイン80%をブレンドした。シャルドネ52%、ピノ・ノワール48%。瓶詰めは2017年。ドザージュは7g/L。
伝説的なキュヴェの復活は、フランスのラグジュアリー企業EPIグループが2011年にシャルル・エドシックとパイパー・エドシックを買収したのがきっかけ。ステファン・ルルー社長はメゾンの再興を狙って、シャンパーニュ・チャーリーの復活を口にしてきた。
最初のリリースは5500本。英国では6月、米国では9月から発売予定。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!