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2022年サンテミリオン格付け、シャトー・ラ・ガフリエールも脱退

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 トップシャトーの脱退が相次ぐサンテミリオンの格付けで、シャトー・ラ・ガフリエールも、この秋に行われる2020年の格付け申請を止めると発表した。


 ラ・ガフリエールはプルミエ・グラン・クリュ・クラッセB。オーゾンヌやパヴィに近い南斜面のプラトーに位置する。300年以上にわたって所有するマレ・ロックフォール家は「格付け委員会が定めたサンテミリオンの偉大なテロワールと高級ワインの評価基準における価値をもはや認めないと」いう声明を発表した。


 試飲のために導入された採点方式は、「65年以上にわたってAOC当局から称賛され、区別されてきた我々のテロワールの品質水準に疑問を投げかけた」とし、「長年にわたって偉大なワイン専門家から得てきたすべての得点と矛盾する」と述べた。


 「我々はこの制度から手を引くときが来た。歴史的に愛着があり、長い間私たちを尊重してくれたこの制度に、もはや自分たちを認めることはできない」と、アレクサンドル・ド・マレ・ロックフォールは述べた。
 

 サンテミリオンの格付けは、10年おきに更新される。プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAのオーゾンヌ、シュヴァル・ブラン、アンジェリュスの3シャトーが既に制度からの撤退を発表している。


 オーゾンヌとシュヴァル・ブランの脱退理由は、格付けの評価基準が基本的なテロワール、ワイン、歴史などから離れ、マーケティングなど副次的な要素が重視されすぎているというもの。昨年7月に発表された。


 アンジェリュスは「進歩の源であったサンテミリオンの格付けが反目と不安定の手段になった」と、今年1月に発表した。


 

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