- FREE
ボルドー・サンジュリアンの2級格付けシャトー・レオヴィル・バルトンと3級のランゴア・バルトンを運営してきたアントニー・バルトンが亡くなった。91歳だった。
アイルランド生まれのバルトンは1983年、おじのロナルドから家業のワインビジネスを受け継いだ。バルトン家は18世紀にネゴシアンを始め、バルトン・エ・ゲスティエに発展させた。一族は1821年にシャトー・ランゴアを取得し、5年後にレオヴィルの畑を入手し、レオヴィル・バルトンを設立した。
アントニーは1951年に20歳でボルドーにやってきて、当初はバルトン・エ・ゲスティエで働いた。1983年に2つのシャトーを相続し、シャトー経営を本格的に始め、86年からシャトーに住むようになった。2000年代に娘のリリアン夫妻に仕事を引き継いだ。
ボルドーワインの価格が上昇する中で、レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンは良心的な値付けで知られた。謙虚で紳士的な人柄は、ボルドーワイン業界から尊敬された。2007年のデカンター誌のマン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
購読申込のご案内はこちら
会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!