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シャンパーニュ南部のオーブで、6日に収穫が始まった。
ビュクスイユ村のムタールは、糖度が十分に上がったとして、解禁される前に既に摘み取りを始めている。シャンパーニュ地方は収穫期間中に外国人や学生ら12万人が収穫のために訪れる。
ムタールの収穫動画はこちら
ブドウ栽培・醸造業者組合(SGV)のマキシム・トゥバール会長のメディアに対するコメントによると、大半の収穫は9月15日前後に始まり、20日ごろに終わる見通し。シャンパーニュ委員会(CIVC)が8日に、収穫カレンダーを正式に発表する予定。
2021年のシャンパーニュは春の霜、7月の高温多湿な天候によるミルデュー、腐敗などにより収穫量の減少が予想されている。場所によって、20%から80%の収穫減少が見込まれている。
米国、英国、北欧、オーストラリア向けの輸出需要が回復しているため、年末の商戦に主要都市で在庫が不足する事態を不安視する見方も出ている。
一方で、2021年の最大収量は、CIVCが7月に1万kg/haと発表したが、9月に入って3100kg/haのリザーヴワイン向け収量を追加することを発表した。生産者が収穫量を下回る場合は、不足している量を上限に、リザーヴワインを取り崩せる。
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