世界のロゼ消費が大幅増、フランスは1人年間21本を消費

　2018年の世界のロゼワイン消費は、過去最高の2560万ヘクトリットルに達した。

　プロヴァンスワインの生産者団体「ヴァン・ド・プロヴァンス」とフランス農水省関連団体「フランス・アグリメール」で構成する「オブザーヴァトリー・ロゼ・デュ・モンド」（Observatory Roses of the World）の発表によると、2017年より9%の増加で、2002年より40%の増加となった。

　フランスは世界の34%を占める870万ヘクトリットルを消費したトップ消費市場。米国が16%で500万ヘクトリットルを消費してこれに続き、その他の市場を引き離している。ドイツは160万ヘクトリットル、英国は120万ヘクトリットル、イタリアは100万ヘクトリットルとなっている。

　
　この10年間の世界消費の伸びの370万ヘクトリットルのうち、95%はフランスと米国が占めている。ヴァン・ド・プロヴァンスによると、フランスの1人当たり消費は年間16.2リットルで、21.6本に相当する。米国の1人当たり消費は1.9リットルで2.5本。2020年は米国の25%の追加関税で試練の年になると見られている。