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ワインレポートはブルゴーニュで高い評価を受けるミクロネゴスのオリヴィエ・バーンスタインを迎えた会員向け「マスタークラス」を年内に開きます。来日中のオリヴィエと25日に会って、6月か12月に開く方向で日程を調整することになりました。
昼間のマスタークラスでは、オリヴィエがワイン造りのコンセプトや手法を解説しながら試飲し、ワインレポート代表の山本昭彦が質問を投げかけます。夜は食事とワインを楽しみながら自由に意見交換するカジュアルなディナーを予定しています。
生産本数が限られるため、参加者数は20-30人に限定されます。近年のワインは在庫が少ないため、やや古いヴィンテージを蔵出ししてもらう予定です。オリヴィエは現在、3つのプルミエクリュと7つのグランクリュをそれぞれアソートメント・ボックスの形で販売しています。高価にもかかわらず、需要が殺到し、なかなか飲む機会がありません。相談して、なるべく抑えた参加費で実現したいと考えています。
2007年にメゾンを始めたオリヴィエは、栽培を完璧に管理して、全房発酵とシャサンの特注の樽を駆使した緻密な醸造により、10年足らずの短期間で、DRCやルーミエと比較される評価を獲得しました。5年間にわたりドメーヌを訪れていますが、高い品質を維持し、向上を続けています。暑かった2018年も熟度とフレッシュ感を両立させたワインをものにしました。
オリヴィエの主な市場は、英国、米国、日本です。年に1度はアメリカでプロモーション・ツアーをしますが、日本の文化や料理を愛していて、毎年1月に来日します。「情熱的な愛好家の多い日本は重要な市場」と話し、「日本料理の繊細さや細部へのこだわりはブルゴーニュワインと共通している」というのが持論。今回も東京と京都の寿司屋や和食店を回りました。
最終日の25日は、朝にマスタークラスの打ち合わせをした後は、午前中にテニス、夕方に大相撲を観戦し、夜は寿司を食べて、深夜便で帰国するというタフネス。滞在中にランチで訪ねたレストランでは、「すべてのボトルにサインをお願いされて驚いた」と話していました。ワイン造りは熱く語りますが、自分の人気を自覚していない”天然キャラ”も彼の魅力の1つです。
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