安倍首相夫妻の晩さん会、アルガブランカやシャトー・メルシャン 椀子が供される

　安倍首相夫妻の主催する晩さん会が23日夜、東京都内のホテル・ニューオータニで開かれ、和洋折衷の料理と日本酒、日本ワインが、即位礼正殿の儀に参列するため来日した外国の要人ら約600人に振る舞われた。

　献立は蟹真薯と極み出汁、季節野菜の焚き合わせ、真鯛とトリュフのパイ包み焼き、お赤飯、和栗のモンブランなどだった。

これらに合わせて供されたのは以下の通り。

飛露喜 純米大吟醸
アルガブランカ イセハラ　2017 
シャトー・メルシャン 椀子 オムニス　2015 

　飛露喜は福島・会津の廣木酒造が醸す最上級の日本酒。アルガブランカ イセハラは勝沼醸造が甲州から造るトップキュヴェ。洋食との相性もいい。これまでも外国首脳との晩さん会でよく使われている。

　シャトーメルシャン 椀子 オムニスは、長野・上田の椀子ヴィンヤードから造られる、メルローとカベルネ・フラン主体のボルドー・ブレンド。シャトー・メルシャンのアイコン・シリーズの1つ。G7伊勢志摩サミット2016では、2012ヴィンテージが供された。

　安倍首相は、日本酒、日本ワインのプロモーションに積極的で、アルコール類はすべて日本産。宮内庁が22日の饗宴の儀で、コルトン・シャルルマーニュ2011とシャトー・マルゴー2007など相変わらず、フランスワインをそろえたのと対照的だった。