オバマ、オランド大統領をモルレの白で歓迎

　米国のオバマ大統領は、公式訪問したフランスのオランド大統領の歓迎晩餐会を11日、ホワイトハウスで開き、ヴァージニア州のスパークリングワイン、カリフォルニア・ソノマのモルレのボルドースタイルの白ワインなどでもてなした。

　AFP通信などによると、スパークリングワインはティボー・ジャニソンのブラン・ド・シャルドネ。白はピーター・マイケルの元醸造責任者リュック・モレルが、2006年にソノマ州に興したモルレ・ファミリーで造ったボルドー・スタイルの白ラ・プロポーション・ドレ。赤はワシントン州コロンビア・ヴァレーで多国籍プロジェクトのロング・シャドウズが造るカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーをブレンドしたチェスター・キッダー。フランスからフィリップ・メルカ、ミシェル・ロランが参画し、ナパのランディ・ダン、オーストラリアのジョン・デュヴァルらも加わっている。

　ジャニソンはシャンパーニュ出身で、カリフォルニア、オーストラリアでもスパークリングの生産経験がある。同じくシャンパーニュ出身のモルレが造るラ・プロポーション・ドレはワイン・アドヴォケイトから95点を獲得した。いずれもフランス出身者が関与している。

　2011年に胡錦濤氏に高額なキルシーダ・クリークのカベルネ・ソーヴィニヨン2005を供して、批判を浴びたせいか、今回はいずれもメーリングリストの売り出し価格は50ドル以下に収まっている。

　ホワイトハウスは、ここ3年、晩餐会でのワインリストを公開しない方針に転換していたたが、今回久しぶりに発表した。