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ジョゼフ・ドルーアンは通好みのネゴシアンだ。シャンパーニュで言えば、シャルル・エドシックやビルカール・サルモンのイメージに近い。
ネゴスといっても、実際には、ほかの大手ネゴスと同じく大ドメーヌなのだが。家族経営を御旗に掲げる生産者は多いが、その多くはトップこそ一族から出てくるが、番頭役や醸造責任者は外部の人間を起用している。ここは4人の兄弟が、栽培、醸造、経営、米国のマーケティングをそれぞれ分担している。
そこが強みだろう。ルイ・ジャドやフェヴレーのように派手な動きはしないが、いきなり、オレゴンのエオラ・アミティ・ヒルズの畑を購入したりする。シャブリとオレゴンは先駆者だし、実はボージョレ・ヌーヴォーもデュブッフより2年早かったそうだ。
社長のフレデリックは末っ子。長男フィリップが栽培を担当している。ブルゴーニュでは長男がヘッドになるのが普通だが、ここらも自然に決まったという。フレデリックと話していると、ものの見方がグローバルで、論理的。なるべくしてなったのだろう。
クロ・デ・ムーシュが今回のテーマ。ボーヌのオテル・ド・ラ・ポストの「ル・ビストロ」のランチでは、白の2010と赤の1996を味わった。白は偉大なヴィンテージと納得の出来。赤が素晴らしい熟成。タバコ、腐葉土など魅惑的な香り。白が優れているというのが私の見方だったが、赤もポテンシャルがある。
前菜とメインで23ユーロのコース。前菜はアンコウのサモサ仕立て。メインは伝統のアントゥル・コート。20年まえの、ボーヌのビストロは伝統料理ばかりだった。料理革新の波はブルゴーニュにも訪れている。
ネゴスといっても、実際には、ほかの大手ネゴスと同じく大ドメーヌなのだが。家族経営を御旗に掲げる生産者は多いが、その多くはトップこそ一族から出てくるが、番頭役や醸造責任者は外部の人間を起用している。ここは4人の兄弟が、栽培、醸造、経営、米国のマーケティングをそれぞれ分担している。
そこが強みだろう。ルイ・ジャドやフェヴレーのように派手な動きはしないが、いきなり、オレゴンのエオラ・アミティ・ヒルズの畑を購入したりする。シャブリとオレゴンは先駆者だし、実はボージョレ・ヌーヴォーもデュブッフより2年早かったそうだ。
社長のフレデリックは末っ子。長男フィリップが栽培を担当している。ブルゴーニュでは長男がヘッドになるのが普通だが、ここらも自然に決まったという。フレデリックと話していると、ものの見方がグローバルで、論理的。なるべくしてなったのだろう。
クロ・デ・ムーシュが今回のテーマ。ボーヌのオテル・ド・ラ・ポストの「ル・ビストロ」のランチでは、白の2010と赤の1996を味わった。白は偉大なヴィンテージと納得の出来。赤が素晴らしい熟成。タバコ、腐葉土など魅惑的な香り。白が優れているというのが私の見方だったが、赤もポテンシャルがある。
前菜とメインで23ユーロのコース。前菜はアンコウのサモサ仕立て。メインは伝統のアントゥル・コート。20年まえの、ボーヌのビストロは伝統料理ばかりだった。料理革新の波はブルゴーニュにも訪れている。
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