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英ロイヤル・ウェディング、乾杯のスパークリングワインは?

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 19日に予定されている英国のハリー王子とメーガン・マークルの結婚式で、どんなスパークリングワインが乾杯に使われるかが、注目されている。シャンパーニュなのかイングリッシュ・スパークリングか。英国の新聞や雑誌は予想記事を盛んに掲載している。
 2011年に行われたウィリアム王子のロイヤル・ウェディングでは、ポル・ロジェが公式シャンパーニュとなり、売り上げを伸ばした。今回は、人気上昇中のイングリッシュ・スパークリングワインが使われるのではという観測が広がっている。ウエスト・サセックスで生産される「ナイティンバー」は、メーガンがダッチェス・オブ・サセックス(サセックス公爵夫人)と呼ばれるようになると見られているため候補の一つ。「リッジビュー ブルームズベリー」は、エリザベス女王の即位60周年記念式典で使われたため候補にあがっている。テレグラフ紙はイングリッシュ・スパークリングワインを乾杯に使うよう求める記事を掲載した。
 フォーブス誌は、有力候補として前回と同様にポル・ロジェを挙げている。チャールズ皇太子が好む王室御用達のボランジェや、ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃の妹ピッパ・ミドルトンの2017年の結婚式で注がれたルイナールも挙げている。対抗馬のイングリッシュ・スパークリングとしては、女王とスペイン国王の晩餐会で注がれた王室御用達のキャメル・ヴァレー、2016年のコロンビア大統領の晩餐会で供されたガズボーンやナイティンバー、チャペル・ダウンを挙げている。
 ウェディングに関連して、家庭やレストランでスパークリングの売り上げは伸びている。スーパーマーケットのAsdaは「Markle Sparkle」セールと称して、オウンブランドの5ポンドのプロセッコや12ポンドのシャンパーニュの安売り攻勢に出た。ドイツ系スーパーのLidlは7.99ポンドのカバ、14,99ポンドのイングリッシュ・スパークリングを投入する。
 ロイヤル・ウェディングに使われるワインは、BB&Rなど王室御用達ワイン商やジャーナリストのジャンシス・ロビンソンらからなるワイン委員会が決める。2011年のロイヤルウェディングで公式シャンパーニュに採用されたポル・ロジェのローラン・ダルクール社長は5月初め現地で、「秘密裡に決められ、仕入れについても明かされないのでまったく情報が伝わってこない。イングリッシュ・スパークリングに期待する声は大きいようだが……」と語っていた。
Twitter@KensingtonRoyal

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