世界の最新ワインニュースと試飲レポート

MENU

  1. トップ
  2. 記事一覧
  3. 日本からも寄付できる、天候不順のフランス救うヴァンダンジュ・ソリデール」(一致団結して収穫する)

日本からも寄付できる、天候不順のフランス救うヴァンダンジュ・ソリデール」(一致団結して収穫する)

  • FREE
 霜害や雹害など相次ぐ天候不順に苦しむフランスの生産者を救済する募金運動「ヴァンダンジュ・ソリデール」(一致団結して収穫する)が、フランスで展開されている。
 この運動は今年で2年目。ローリー・ラクロワ、ミッシェル・トルメー、オーレリー・スービラン、ジュリアン・フーラン、ロミュアルド・カルドンらが始めた。ウェブサイトやレストラン、カヴィストを通じて寄付金を集めている。「連帯するために最も良いのは、一緒に乾杯すること。すべては生産者のために」と呼び掛けている。
 2016年は「ラ・ディーヴ」「ペニテント」「ルネッサンス」など生産者グループの売り上げ、アルザスのドメーヌ・ボット・ゲイルのソーネングランツ・ピノ・グリ 2009の売り上げ、東京のワインインポーター・ラシーヌなどからの寄付金が集まった。計523万1939ユーロが39生産者の救済に役立てられ、収穫を失ったワイナリーのブドウ購入、凍死した樹の植え替え、霜を防ぐ扇風機の購入などを賄った。また、今年4月にモンルイ・シュール・ロワールの霜に対して、大規模なヘリコプターを投入した。
 今年の活動は10月16日までフランス各地で続けられている。協賛するフランスの約60のレストラン、約30のカーヴ、ネットサイトでの売り上げから、ボトル一本につき2ユーロの寄付が行われる。
 クレジットカードを使って日本からも寄付できる。
詳しくはこちらhttp://www.vendangessolidaires.com/fr/participants-fr/
寄付の受付はこちhttps://www.lepotcommun.fr/pot/o9t50tns
2010年のサントネイの一級畑。収穫直前の9月12日に降ったわずか2時間の雹を伴う雷雨で50%を失った
ラングドック地方の日照りで焼き付いた黒ブドウ。今年の南仏は雨不足、不順な開花で、グルナッシュは結実不良が多く生産量は大幅減少
2016年5月のシャンパーニュ地方コート・ド・バールのドラピエの畑。春霜で90%を失った。「ワインのストックがあるから一年くらいダメージをうけても平気だよ」とミッシェル・ドラピエは苦笑していたが、2017年春に再び被害を受けた
この運動の中心メンバー。エマ、ロミュアルド、フィリップ、ミッシェル、オーレリー、ジュリアン。厳密に調査して援助する造り手を選ぶ。ワイナリーを興して10年以内の若い生産者が中心に選ばれる

購読申込のご案内はこちら

会員登録(有料)されると会員様だけの記事が購読ができます。
世界の旬なワイン情報が集まっているので情報収集の時間も短縮できます!

Enjoy Wine Report!! 詳しくはこちら

TOP