マスター・オブ・ワイン、香港のコンサルタントとベッドロックのワインメーカーが合格

　ワイン界の最高峰資格マスター・オブ・ワインの新たな合格者14人が4日、マスター・オブ・ワイン協会から発表された。香港のコンサルタント、サラ・ヘラー、米国のワインメーカー、モーガン・トゥエイン・ピーターソンが難関を突破した。英国から4人、米国から5人、スペインとノルウェイから各2人、香港から1人。MWはこれで29か国の369人となった。
　サラ・ヘラーMWは、香港ベースのデブラ・メイブルグMWのメイブルグ・ワイン・メディアで3年間、エグゼクティヴ・ディレクターを務めた。中国のディストリビューター、電子商取引をコンサルティングする会社を経営し、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙に寄稿。中国語の映像アプリは100万以上のビューを集めている。リサーチ・ペーパーは「ミレニアル世代の中国人のオンライン・ワイン消費者の購入のきっかけ」。
　アジアベースのMWはこれで、ジェニ・チョ・リー、デブラ・メイブルグ、サラ・ヘラー（香港）、フォンギー・ウォーカー（中国）、マーク・ピゴット（台湾）、大橋健一（日本）、アネット・スカーフ、イン・タン（シンガポール）、ソナル・ホランド（インド）の計9人。
　モーガン・トゥエイン・ピーターソンはカリフォルニア・ソノマのベッドロックの共同オーナーでワインメーカー。レイヴェンスウッドのジョエル・ピーターソンの自慢の息子。古木のフィールドブレンドやスパークリングワインのアンダー・ザ・ワイヤーで知られ、サンフランシスコ・クロニクル、ワイン・スペクテイター、ロバート・パーカーを含む主要ワインメディアに紹介されてきた。実技と理論は合格していたが、ワイン造りの仕事が忙しいため、フィールドワークの必要なリサーチ・ペーパーにじっくりと時間をかけた。テーマは1888年に植えられたベッドロック・ヴィンヤードに基づく「カリフォルニアの畑の19世紀の植樹習慣のレビューと今日の栽培の関連性」。

　合格者は以下の通り。

Nova Cadamatre MW (米国）
Julie Chene Nyheim MW (ノルウェイ)
Alistair Cooper MW (米国)
Philip Harden MW (英国)
Ashley Hausman Vaughters MW (米国)
Sarah Heller MW (香港)
Tim Jackson MW (米国
Andreas Kubach MW (スペイン)
Fernando Mora MW (スペイン)
Aina Mee Myhre MW (ノルウェイ)
Billo Naravane MW (米国)
Catherine Petrie MW (米国)
Nigel Sneyd MW (米国)
Morgan Twain-Peterson MW (米国）