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レオヴィル・ラス・カーズ、煙害で収穫が減少

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 ボルドー・サンジュリアンの2級格付けシャトー・レオヴィル・ラス・カーズの2013年の収穫の一部が、近接するレオヴィル・ポワフェレの燃やした廃棄物から出た有害物質の影響を受けた。

 地元シュド・ウエスト紙などによると、収穫直前の9月に、6ヘクタールの畑の葉が黒ずんで、ブドウが熟さなかった。13年はそもそも収量が少ない年で、それに追い討ちをかける格好となった。シャトーは煙害を受けたブドウと無害のブドウを別に醸造しているが、被害を受けたブドウは蒸留する方向だ。スーパー・セカンドの筆頭シャトーの損害は数万ドルにのぼると見られる。

 レオヴィル・ポワフェレが畑の中の廃棄物を燃やしたところ、その中にポリウレタンの瓶や石膏が含まれていて、有害な煙を発した。支配人のディディエ・キュヴェリエは、石膏などが無断投棄されたとの見方を示し、故意を否定している。レオヴィル・ラス・カーズの支配人ジャン・ユベール・ディロンは「収穫直前に、畑の近くで燃やすべきではなかった」としている。

 ボルドーでは、冬季に剪定した枝以外を燃やすことは、法的に認められていない・近年、不法投棄が問題化しているという。

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