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ヒル・オブ・グレイスで知られる南オーストラリアのヘンチキ社5代目のステファン・ヘンチキが、醸造家のマスター・オブ・ワインが選ぶ2025年のワインメーカーズ・ワインメーカー賞を受賞した。
この賞は過去12か月間のワイン醸造分野における優れた業績を表彰するもの。30か国で活動する425人のマスター・オブ・ワインのうち、醸造家(ワインメーカー)のマスター・オブ・ワインと過去の受賞者によって毎年選出される。
ステファン・ヘンチキはオーストラリアで最も有名なワイナリーの1つであるヘンチキ社の5代目ワインメーカー。1979 年に父のシリルから事業を引き継いだ。
アデレード大学で理学の学位を取得した後、ブドウ栽培家の妻プルーとともにハンター・ヴァレーやドイツで経験を積んだ。1980年代初頭、エデン・ヴァレー、バロッサ・ヴァレー、アデレード・ヒルズの果実の品質向上を目的に、レンズウッド・ヴィンヤードを設立した。
グルメ・トラヴェラー・ワイン誌の年間最優秀ワインメーカー賞 (2006 年) やインターナショナル ワイン チャレンジの年間最優秀赤ワインメーカー賞 (1994/1995 年) など、数々の賞を受賞している。2011 年には、ファミリー・ビジネス・オーストラリア (SA) の殿堂入りを果たした。夫妻は現在、3人の子供たちとともに、19世紀後半からの歴史あるブドウ園を営んでいる。
ドイツ・デュッセルドルフで開催中のプロヴァインのレセプションで、マスター・オブ・ワイン協会(IMW)会長のロッド・スミスMWとドリンクス・ビジネス編集長のパトリック・シュミットMWが賞を授与した。
ステファンは早期収穫作業のためレセプションに出席できず、6代目の息子ヨハンが代理で受賞した。ステファンは「マスター・オブ・ワイン協会から認められ、昨年の受賞者であるマイケル・ブラコビッチMWのような優れたワインメーカーの受賞者の仲間入りをすることができて、大変うれしく光栄に思う」とメッセージを寄せた。
2011年以来の受賞者は以下の通り。
2011 Peter Sisseck
2012 Peter Gago
2013 Paul Draper
2014 Anne-Claude Leflaive
2015 Egon Muller
2016 Alvaro Palacios
2017 Eben Sadie
2018 Jean-Claude Berrouet
2019 Angelo Gaja
2022 Jean-Louis Chave
2024 Michael Brajkovich MW

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