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コンチャ・イ・トロ、ボトル平均重量を420グラムまで軽量化へ

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 チリのコンチャ・イ・トロがボトルの軽量化に力を注いでいる。2026年末までにスティルワインのボトルの平均重量を420グラムにまで減らす。


 コンチャ・イ・トロはサステナブル・ワイン・ラウンドテーブル(SWR)が創設したボトル重量協定に署名した最大のワイン生産者となった。


 SWRボトル重量協定はワイン・パッケージの二酸化炭素排出量削減を目的とした世界的な取り組み。2023年11月に導入された。署名した生産者は、2026年末までに750mlのスティルワインボトルの平均重量を420g以下に減らすことを約束する。


 協定は小売業者グループによって支持されていたが、生産者、流通業者などワイン業界全体から署名が集まっている。ガラス瓶からの二酸化炭素排出量は、ワインの製造・流通が生む総排出量の約30%を占めている。


 コンチャ・イ・トロは年間約3億8400万本のワインを生産し、チリのカッシェロ・デル・ディアブロ、アルゼンチンのトリヴェント、カリフォルニアのボンテラなどのブランドを所有している。


 サステナブルな取り組みに力を入れ、2021年にBコーポレーションのステータスを獲得し、今年再認証を受けた。チリ証券取引所に上場する企業としては初めて。


 南米は歴史的に重いボトルが使われてきた歴史があり、南米最大級のコンチャ・イ・トロが参画するのは意義が大きい。ほかの生産者にも影響する。


 

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