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スペインのDOペネデスが2025年に世界で初めて100%オーガニックの原産地呼称保護(PDO)への移行を目指している。
ドリンクス・ビジネスによると、DOペネデスのジョアン・ユゲ会長が明らかにした。バルセロナのすぐ南に位置するDOペネデスは、1800万本のスティルワインと100万本のスパークリングワインを生産している。ペネデスのワインの約60% が認証を受けている。
生産者がオーガニックにこだわらない場合は、地域を共有するDOカタルーニャとしてワインを販売できる。また、DOペネデスの動きはDOカバと共通している。カバで最も高い位置づけにある「カバ・デ・グアルダ・スペリオール」(Cava de Guarda Superior)は、2025年までに100%オーガニックになる。
ペネデスは標高差が大きく、地中海に近いが、気候変動により雨が少なくなり、病害のリスクが減っているため、転換が容易になっているという。DOは小規模な生産者へのDO移行を支援している。
また、DO ペネデスは、オーガニック栽培への注力に加え、土着品種の白ブドウ「チャレロ」を優先的に栽培する予定だという。
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