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シャトー・ポンテ・カネ、2022年から軽量ボトルを採用

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 シャトー・ポンテ・カネが2022ヴィンテージから軽量ボトルを採用する。1本あたりの重量を815グラムから315グラム軽減し490グラムにした。年間の二酸化炭素排出量を39%削減する。重量にすると30トンの削減になる。


 フランスのガラスメーカー「ヴェラリア」(Verallia)と提携し、2020年から4年以上のコラボレーションを経て開発してきた。ヴェラリアはシャンパーニュのテルモンやアルゼンチンのカテナ・サパータなどとも提携して軽量ボトルを開発してきた。


 重厚なボトルはワインの製造や輸送の過程で、二酸化炭素の排出量を増加させるため、軽量ボトル化の動きがここ数年で始まっている。重厚なボトルは米国市場を中心に、消費者に高品質なイメージを与えるため、広がってきたが見直されている。気候変動を抑止するため、意識の高い生産者の間で軽量ボトル導入の動きが出ている。


 また、ポンテ・カネは早くからオーガニック栽培に取り組んで、2010年にはビオディナミのビオディヴァンとオーガニックのエコセールの二重認証を、ボルドーの格付けシャトーで初めて取得した。地熱発電設備を使用して、地下に埋めたコンクリートタンクを導入し、畑を馬で耕作するなど、サステナブルな取り組みを続けている。


 

軽量で小型化された新ボトル(右)

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