ルイ・ロデレール、ロンドンのペットナット「Crystal」に法的警告

　ロンドンのアーバン・ワイナリーが発売しているペットナット「Crystal」に対して、シャンパーニュのメゾン・ルイ・ロデレールの代理人が、「Cristal」の商標権を侵害していると警告した。

　英国での報道によると、ペットナットを生産しているのは「レネゲード・アーバン・ワイナリー」（Renegade Urban Winery）。2016年に設立され、実在の人物をイメージした様々なワインを生産している。

　問題になっているCrystalはイタリア・ロンバルディアの黒ブドウ、クロアティーナから造られているピンクのペットナット。2021年産の生産量は6000本で、1本27ポンドでネット販売されている。名前は1文字違いで、パッケージングも味わいも300ポンドのCristalとは大きく異なる。

　
　だが、ルイ・ロデレールの英国の販売代理店「メゾン・マルク＆ドメーヌズ」は、プレスティージュ・シャンパーニュの頂点に立つCristalと混同され、評判を傷つける可能性があるとして、製造と販売の中止を求めた。

　レネゲードの創設者ワーウィック・スミスは、Crystalはクアラルンプール出身の元女子学生の名前を商品名にしたと主張し、「真似するつもりはなくメゾンを尊敬している」と述べているという。