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シュナン・ブランの巨匠と呼ばれたロワールのドメーヌ・デ・ボーマールのジャン・ボーマールが亡くなった。92歳だった。
ボーマール家は1634年からアンジュのロッシュフォール・シュール・ロワールでブドウ栽培をしてきた。最も古い栽培農家の1つ。1931年生まれのジャンが1950年代に父シャルルの下に合流した。
1960年代にサヴニエールの辛口ワイン、コトー・デュ・レイヨン、後にグランクリュに格付けされたカール・ド・ショームの声価を高めた。
ドメーヌはロバート・パーカーから高い評価を受けた。パーカーは著書『世界で最も偉大なワイナリー』のロワール・ヴァレーの項にダギュノー、ユエと共に掲載し、「コトー・デュ・レイヨン クロ・ド・サン・カトリーヌ」「カール・ド・ショーム」「サヴニエール・クロ・デュ・パピヨン」を紹介した。
ジャンは生産者団体の会長としてINAOと折衝し、アンジュの農業・ブドウ栽培高等専門学校で、栽培と醸造の教授を務めた。1990年代半ばに引退し、1987年に戻ってきた息子のフローランが後を継いでいる。
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