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フランスの2023年のワイン収穫量は、シャンパーニュとブルゴーニュは好調で、ボルドーはべと病の影響で減少する見通しだ。全国的には、過去5年間の平均に達するか、わずかに増加すると見込まれている。
農務省統計局のアグレステによると、2023年のワイン収穫量は4400万-4700万hlと推定されている。2022年の4540万hlからわずかに増加する可能性があり、2018年から2022年の5年間平均の4450万hlを上回ると予想される。1hlは標準的なボトルの133本に相当する。
シャンパーニュは霜や雹による被害がほとんどなく、ブルゴーニュは一部にカビが発生したものの過去5年間の平均を上回る見込み。
一方で、ボルドーは5月と6月の雷雨と高温でべと病が広がった。ラングドックとルーシヨンを含む地中海沿岸は干ばつの影響を受けて、収穫量の減少が予想されている。
アルザスやロワール、ジュラは深刻なダメージがない。全体的にはほとんどのワイン生産地域の生産量が過去5年間の平均に近いか、それを上回ると予測される。ただ、各地の状況にはばらつきがあり、現段階での予想は暫定的なものとなっている。
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