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ボジョレー・フルーリー、プルミエクリュ昇格に乗り出す

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 10のクリュ・ボジョレーの中でもエレガントな性格のフルーリー(Fleurie)が、高く評価される7つのリューディをプルミエクリュに昇格する動きに乗り出した。


 デカンターや現地メディアの報道によると、3月28日に開かれた会議でフルーリーの85%を超すワイン生産者がプルミエクリュの計画に賛成した。


 フルーリーの計画は、ローヌ農業会議所がボジョレーワイン委員会などと共同で、地域全体の土壌を10年間かけて分析してきた中で浮上した。ほかのクリュでもプルミエクリュ昇格を求める動きが出てくる可能性がある。


 数年にわたるテイスティングや土壌調査、価格やリューディの歴史などの分析を経て、48のリューディから以下の7つのリューディが選ばれた。


Les Moriers(レ・モリエ)

Poncie(ポンシエ)

Les Garants(レ・ガラン)

La Madone(ラ・マドンヌ)

La Roilette(ラ・ロワレット)

Grille Midi(グリル・ミディ)

La Chapelle des Bois(ラ・シャペル・デ・ボワ)


 フルーリーはデリケートでエレガント。最も女性的なクリュとして知られ、栽培面積は840ha。土壌はピンク花崗岩が90%を占める。ラ・マドンヌは最も標高の高い470mに位置する。150人の生産者がいる。


 申請はINAOに提出され、数年間はかかる見通し。ボジョレーの生産者たちは、早飲みで楽しめるお手頃なワインというイメージから脱却しようとしている。


 プイィ・フュイッセでも2020年にプルミエクリュ申請が認められたが、フルーリーのチームは連絡をとっている。ブルゴーニュの各地で、プルミエクリュへの昇格運動が起きている。

(C)Inter Beaujolais
土壌の地図 (C)Inter Beaujolais

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