2022年の米国向けシャンパーニュ、量・金額ともに世界トップの輸出市場

　2022年の米国向けシャンパーニュの出荷量は約3372万本を記録し、パンデミック前の2019年より31%増加した。出荷額は9億9790万ドルに達して、数量・金額共に世界トップの輸出市場となった。

　米国の消費者はお祝い事や特別なイベント以外でも、仕事終わりのハッピーアワーや家族や友人との食事などでシャンパーニュを楽しむ機会が増えていると見られる。

　ただ、米国向け出荷額は2021年より19.4%増加しているのに対し、出荷量は1.1%減少した。このわずかな減少は2022年の世界的な需要の高まりと、その需要を米国に届けられなかったためと見られる。

　シャンパーニュ委員会米国支部の発表によると、2022年の世界のシャンパーニュ出荷量は過去15年間で最高の計3億2550万本に達した。これは前年比1.5%増。出荷額は66億ドルを超えた。

　日本向けは出荷量、出荷額ともに輸出市場で3位だった。出荷量は20%増の1657万本、出荷額は21.9%増の4億5544万ドルだった。