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赤ワインの消費減少に悩まされるボルドーで、9500haのブドウ畑が10月に引き抜かれる予定だ。ボルドーワイン委員会(CIVB)が政府と合意したことを発表した。
現地報道によると、ジロンド県のブドウ栽培部門の代表、労働組合、政府の3者が会議を進めてきて、ブドウ畑の補償策で合意に達した。フランス政府から3800万ユーロ、CIVBから1900万ユーロの資金が調達され、第一弾として5700万ユーロが放出される予定。
これによって、生産性の低い9500haのブドウ樹を根こそぎ撤去できるが、ジロンド県の生産者は1万5000haのブドウ樹を撤去するために、ヘクタール当たり1万ユーロの伐採料を求めており、現在の金額では不十分と見られる。
ボルドーのコアレンジとなる8-15ユーロのワインは市場で苦戦している。今回の引き抜きで、ジロンド県のブドウ栽培面積は約10%減少し、ワインの供給過剰が緩和されることが期待されている。
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