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ムートンのアーティストラベル、2020年はピーター・ドイグを起用

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 シャトー・ムートン・ロートシルトの2020ヴィンテージのアーティストラベルが公開された。現代アートや具象画の分野で活躍するスコットランド人画家ピーター・ドイグ(Peter Doig)がデザインした。


 1959年生まれのピーター・ドイグは、ミレーやゴッホから影響を受けたという。近代画家の作品の構図やモチーフ、映画のワンシーンや広告など多彩なイメージを組み合わせて絵画を制作してきた。世界的に有名な美術館で個展を開いている。


 今回のラベルを「夢の世界」と表現し、「ブドウ畑で働き、ブドウを収穫する人々へのオマージュ」と呼ぶ。過去のラベルを調べて、これまでにないワイン生産の舞台裏にフォーカスしたデザインにした。


 ギターを弾くのはトリニダードのアーティストEmheyo Bahabba。幼少期の一部をトリニダードで過ごし、現在も8人の子供たちとともに、カリブ海の島とロンドンとを行き来している暮らしから描き出した。


 アーティストラベル選定で重要な役割を果たす共同所有者のジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスチャイルドは「キャンバスや絵画的な素材を使って、具象的なテーマを表現するアーティストを求めていた。色彩学者として比類なき存在であり、ペインティングに専念し、同世代では最も優れた表現者の1人」とコメントした。


 シャトー・ムートン・ロートシルト2020はカベルネ・ソーヴィニヨン84%、メルロー13%、カベルネ・フラン2%、プティ・ヴェルド1%。ワイン・アドヴォケイトのリサ・ペロッティ・ブラウン前編集長が97-99点を与えた。


  
 

左はピーター・ドイグ
左から、カミーユ・セレイス、フィリップ・セレイス、ジュリアン・ド・ボーマルシェのド・ロスチャイルド家
ピーター・ドイグ
創作中のピーター・ドイグとジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスチャイルド

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