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ブルゴーニュのメゾン・ルイ・ラトゥール社長のルイ・ファブリス・ラトゥールが5日、がんのため亡くなった。58歳だった。長く闘病していた。
ルイ・ファブリスは1999年に父からメゾンを継承した11代目の当主。フランス屈指のグランゼコールのパリ政治学院で学んで、24歳でメゾンに参画した。ブルゴーニュワイン委員会の共同会長を2期務めた。ブルゴーニュのワイン商の団体FNEB(Federation des Negociants-Eleveurs de Grande Bourgogne)と、ワインと蒸留酒の輸出業者の連盟FEVS(Federation des Exportateurs de Vins et Spiriteux)の会長も務めた。
ルイ・ラトゥールは1797年創業。年間生産量約75万ケースのブルゴーニュ最大のネゴシアンの1つ。セラーのあるコルトンを中心に46haのグランクリュとプルミエクリュの畑を所有し、南仏アルデッシュのシャルドネ、南東部ヴァールのピノ・ノワールも手掛ける。
2003年にシャブリのシモネ・フェーヴル、2008年にボジョレーのアンリ・フェシーを買収した。赤ワインではシャトー・コルトン・グランセイ、白ワインではコルトン・シャルルマーニュでよく知られる。
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