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2022年のブルゴーニュの収穫は、2020年に続いて8月下旬になりそうな見通しだ。フランス全土で熱波が指摘されているが、これまでのところ目立った病害もなく、順調に生育が進んでいる。残る5週間で雹害などがなければ、不作だった2021年をはるかに上回る豊作が期待されている。
ポマールのニコラ・ロシニョールのFacebookによると、ヴォルネイの畑のヴェレゾンは7月初旬に始まって進行中。2020年より遅れている。日中は暑いが、夜間は涼しいため、成熟に時間がかかる。来日したブルゴーニュワイン委員会・広報委員会のミシェル・バロー会長は、収穫は8月下旬の見通しと語った。
ジャスパー・モリスによると、2018年から2020年にかけての3回の暑い乾燥した夏とは異なり、西風がかなり強く、6月後半には嵐に見舞われ、シャブリは少し雹が降った。ジュヴレ・シャンベルタンでは洪水で、セラーが水浸しになる被害もあった。
7月前半はほぼ晴天で、フランス南西部のような過度な暑さもなく、この時期としては涼しい夜が続いた。ブドウ樹は健康で、ストレスの兆候は見られない。適度な降水量に恵まれている。
Vitisphereによると、シャブリでは9月に収穫が始まる可能性がある。開花は順調で、雹の被害は限定的。衛生状態は良好だという。不安材料はこれからの猛暑と雹だけ。ヘクタールあたり45-50hlの豊作が期待されている。
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