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ヨーロッパ南西部で熱波、ボルドーとブルゴーニュで森林火災

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 フランス、ギリシャ、ポルトガル、スペインなどヨーロッパ南西部は、今週に入って、猛烈な熱波に見舞われて、森林火災が多発している。各国で暑さと干ばつがひん発し、新世界と同様に、気候変動の脅威がワイン産業に打撃を与えるリスクが出てきた。


 現地報道によると、フランス南西部のジロンド県は気温が40度を超えて、12日から発生した森林火災が1万ha以上に広がり、3万人以上が避難した。ボルドーで最も高価なワインのリベール・パテルの畑の近くにも火が迫り、避難を余儀なくされた。フランス内務省は、消防飛行機、消防士、トラックなどを派遣している。


 ブルゴーニュでは、18日にニュイ・サン・ジョルジュとヴォーヌ・ロマネの丘陵地で火災が発生し、針葉樹と灌木を焼いた。出火元は不明。約30台の消防車が出動し、午後8時にはほぼ鎮火した。家屋や人的被害は出ていない。


 スペインでは南部から北西部のガリシア地方で約20の山火事が発生し、市民や消防士らの死者が出ている。アンダルシア地方南部のマラガの近くでも、火災が発生し、3000人以上が避難を強いられた。


 ポルトガルでは14日に7月の最高気温となる47度を記録し、1万2000haを超す土地が消失した。


 英国南部では19日に史上初めて気温が40度を超すと予想されている。交通機関がストップし、学校は休校し、政府は国民に自宅待機を求めている。

 

ジロンドでの森林火災 Twitter@LeGlobe_info

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