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NFT付きシャンパーニュ、3億4000万円で取り引き

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 デジタル画像のNFTが付いたシャンパーニュ・マグナム瓶が250万ドル(約3億4400万円)で売買された。シャンパーニュでは最高額の取り引きとなる。


 ウォール・ストリート・ジャーナルとCNNによると、このマグナムボトルはモンターニュ・ド・ランスのシャムリーに本拠を置く家族グローワー「Allouchery Deguerne」が2017年のプルミエクリュ3品種から仕込んだ。


 そのボトルに「退屈な猿のミュータント」、コウモリ、吸血鬼など、コレクター向け漫画を印刷して、NFTを付与したのがロンドンのノベルティ・シャンパーニュ販売業者シャンパーニュ・アヴェニュー・フォッシュ(Champagne Avenue Foch)。代表のShammi Shinhが「Magnum 2.5」と名付けた。


 NFT(Non-fungible token)は「代えのきかないしるし」の略。取引データを複数のコンピューターの暗号技術を組み合わせて鎖のようにつなぐブロックチェーン上で取り引きされる。絵画や音楽などのデジタルアートが高値で売買されている。


 今回のボトルは、ファッションやテクノロジー業界で活躍するイタリア人投資家のジョバンニとピエロ・ブオーノ兄弟が購入した。飲むつもりはなく、投資目的だという。


 デジタルなトークンを付ける前のシャンパーニュは、14.6ドルで販売されている。


 シャンパーニュの高値取り引き例では、1998年に難破船から引き揚げられたエイドシック1907が27万5000ドルで取り引きされた。昨年12月のロンドン・クリスティーズのオークションでは、ペリエ・ジュエの1874年が4万2875ポンド(約701万円)で落札された。

 

(C)Champagne Avenue Foch

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