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1976年に行われたパリ・テイスティングで、ボルドーの赤ワインを打ち負かしたスタッグス・リープ・ワイン・セラーズの歴史的な「S.L.V. カベルネ・ソーヴィニヨン 1973」が、1万2300ドルの高値で、米テキサス州ダラスのヘリテージ・コレクションで落札された。
このワインは、亡くなったスティーブン・スパリュアが企画した”パリスの審判”で、フランス人審査員がボルドーの格付けワインも混じる中でブラインド・テイスティングし、赤ワインのトップに選ばれた。カリフォルニアワインを世界のワイン地図に載せた伝説的なワイン。
スミソニアン協会が運営する国立アメリカ歴史博物館に永久コレクションとして所蔵されている。ニール・アームストロングの宇宙服やエイブラハム・リンカーンのトップハットと並んで、「アメリカを作った」101アイテムに選ばれている。
今回のワインはスタッグス・リープ・ワイン・セラーズの「レガシー・コレクション」の約4000本のライブラリーワインの1つ。ワイナリーが熟成と進化を見るため、ヴィンテージごとに少数を貯蔵してきた。フェイやカスク23も出品された。ワイナリーがコレクションをこれほど多くオークションに出品したのは初めて。
1973の落札者は匿名。コレクションの全ロットの56%が見積もり額以上で落札され、約60万ドルを売り上げた。
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