世界のベストワインリスト　2021、「アピシウス」が3つ星と審査員賞を受賞

　ワインリストのミシュランと呼ばれる「世界のベストワインリスト　2021」が発表され、アジア・スター・アワーズは、日本からフレンチの「アピシウス」（東京・有楽町）と「レフェルヴェソンス」（東京・西麻布）、SAKEの充実した和食「雷庵（Ryan）」（東京・渋谷）の3軒が3つ星を受賞した。

　
　世界のベストワインリストは、トップ評論家が寄稿する「ワールド・オブ・ファインワイン」が主催し、コラヴァンなどと提携している。世界最優秀ソムリエのアンドレアス・ラーソン、ジャーナリストのアンドリュー・ジェフォード、エリン・マッコイら、MWとMSを含むワイン業界のトップ11人が審査員を務める。

　20カテゴリーにわけて審査される。リージョナル・ワインリストは、アジア、オーストラリア、北米、南米＆中米/カリブ、中東＆アフリカの5地域から選ばれる。

　アジア・スター・アワーズの3つ星は8軒。日本の3軒以外に「福臨門」（マカオ）、「HAKKASAN ABU DHABI」（アラブ首長国連邦）、「NAPA WINE BAR & KITCHEN」（上海）、「ROBUCHON AU DOME AT GRAND LISBOA HOTEL」（マカオ）、「SEA UNDERWATER RESTAURANT AND WINE CELLAR」（モルディヴ）が受賞した。

　アジアの審査員賞は日本から唯一、「アピシウス」が受賞した。産地、多彩な生産者、多様なヴィンテージ、象徴的なワインとスマートバイのバランスの良さなどが評価された。

　1983年開業のアピシウスは500種、3万本のフレンチワインをそろえている。2018年から4年連続3つ星を保ち、審査員賞受賞は2年連続。