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ボルドー2020プリムールが9月11日正午から、エノテカのプリムール専用サイトで一般販売される。
2020ヴィンテージは冬に大量の雨が降り、春が温暖で生育サイクルが早かった。5月の大雨でべと病が広がったが、6月18日から8月10日前後まで約50日間にわたって雨が降らず、暖かく乾燥した状況が続いた。8月は晴天で、9月は乾燥して適度な暑さの下で収穫が行われた。
収量は減ったが、凝縮して高品質。メドックは8月の夜が涼しく、2018よりアルコール度が控えめで、ニュー・クラシックと呼ぶべき仕上がり。サンテステフ、マルゴー、サンジュリアンが安定し、ペサック・レオニャンと右岸のサンテミリオン、ポムロールも優れる。クリュ・ブルジョワなど手頃な価格帯のワインにお買い得が多い。
ワイン・アドヴォケイトのリサ・ペロティ・ブラウンは、オー・ブリオン、カノン、トロタノワなど6銘柄に98-100点を与えた。ヴィノスのニール・マーティンはマルゴーとトロタノワに98-100点を与えた。
エノテカの1本単価(消費税込み)は以下の通り。
シャトー・ラフィット・ロスチャイルド 10万4500円
シャトー・ムートン・ロスチャイルド 9万3500円
シャトー・マルゴー 9万9000円
シャトー・オー・ブリオン・ルージュ 9万3500円
値下げ傾向にあった2019プリムールとは変わって、2020は高品質なせいもあって、プリムール商戦でトップシャトーは強気の値付けで値上げして売り出した。
ラフィット・ロスチャイルドの売出し価格は約20%アップ、ムートン・ロスチャイルドは53%アップだった。これにユーロ高も重なって、エノテカの売出し価格は2019より3-6割上がった。
エノテカは9月4日正午からクラブエノテカ会員限定の優先販売を行い、11日正午から一般販売。プリムール専用サイトはこちら
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