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豪・南オーストラリア州に本拠を置くヤルンバは、19世紀半ばに創設された家族経営の老舗。お買い得なYシリーズは気軽に楽しめるが、プレミアムレンジも価格に対して高い価値を保っている。
赤3銘柄と白1銘柄が輸入されている。エデンヴァレーから造る「ヴィオニエ 2014」は黄桃、アンズ、黄色の花、粘性も果実の凝縮度も中程度で、酸は穏やか。樽で10か月の熟成。ローヌ北部コンドリューほどの濃厚さはないが、それがかえって日本の食卓に向いている。単独で飲むより、桃にかぶりついたようなみずみずしさを、エスニック料理と合わせたい。チーフワインメーカー、ルイーザ・ローズの20年以上の経験が生きている。価格はローヌよりはるかに安い。
「ザ・スクリブラー 2012」はカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズをほぼ半々のブレンド。キルシュ、ブラックチェリー、エスプレッソ、ほのかにミンティでスパイシーなニュアンスがある。生き生きとしていて、エネルギーあふれるフィニッシュ。タンニンはなめらかで、きめ細かい。
「パッチワーク シラーズ 2013」は甘草、ブラックチェリーのコンポート、ブラックペッパーのヒント。フレッシュさがあり、焦点があっている。余韻にややドライなタンニンが残る。これら3つのワインの価格は3000円前後。ヴァリューと言えるだろう。
フラッグシップ「シグネチャー 2012」は、カベルネ・ソーヴィニヨン52%とシラーズ48%。ブラックチェリー、チョコレートに、クローブ、メントールのヒント。タンニン処理はち密で、過熟ギリギリ手前の凝縮した果実と相まって、スケールの大きさを形成している。しっかりとグリップがあり、長くジューシーなフィニッシュ。
ヤルンバはエデン・ヴァレーのヴィオニエとバロッサ・ヴァレーのシラーズをうまく使い、ビッグワインになりすぎないバランスの良さが身上。デイリーレンジからプレミアムレンジまで安定している。
2016年3月7日 自宅で
ヤルンバ エデンヴァレー ヴィオニエ 2014
89点
カタログ価格3300円
ヤルンバ ザ・スクリブラー 2012
88点
カタログ価格3000円
ヤルンバ パッチワーク・シラーズ 2013
87点
カタログ価格3000円
ヤルンバ ザ・シグネチャー 2012
91点
カタログ価格7900円
輸入元:サントリーワインインターナショナル
赤3銘柄と白1銘柄が輸入されている。エデンヴァレーから造る「ヴィオニエ 2014」は黄桃、アンズ、黄色の花、粘性も果実の凝縮度も中程度で、酸は穏やか。樽で10か月の熟成。ローヌ北部コンドリューほどの濃厚さはないが、それがかえって日本の食卓に向いている。単独で飲むより、桃にかぶりついたようなみずみずしさを、エスニック料理と合わせたい。チーフワインメーカー、ルイーザ・ローズの20年以上の経験が生きている。価格はローヌよりはるかに安い。
「ザ・スクリブラー 2012」はカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズをほぼ半々のブレンド。キルシュ、ブラックチェリー、エスプレッソ、ほのかにミンティでスパイシーなニュアンスがある。生き生きとしていて、エネルギーあふれるフィニッシュ。タンニンはなめらかで、きめ細かい。
「パッチワーク シラーズ 2013」は甘草、ブラックチェリーのコンポート、ブラックペッパーのヒント。フレッシュさがあり、焦点があっている。余韻にややドライなタンニンが残る。これら3つのワインの価格は3000円前後。ヴァリューと言えるだろう。
フラッグシップ「シグネチャー 2012」は、カベルネ・ソーヴィニヨン52%とシラーズ48%。ブラックチェリー、チョコレートに、クローブ、メントールのヒント。タンニン処理はち密で、過熟ギリギリ手前の凝縮した果実と相まって、スケールの大きさを形成している。しっかりとグリップがあり、長くジューシーなフィニッシュ。
ヤルンバはエデン・ヴァレーのヴィオニエとバロッサ・ヴァレーのシラーズをうまく使い、ビッグワインになりすぎないバランスの良さが身上。デイリーレンジからプレミアムレンジまで安定している。
2016年3月7日 自宅で
ヤルンバ エデンヴァレー ヴィオニエ 2014
89点
カタログ価格3300円
ヤルンバ ザ・スクリブラー 2012
88点
カタログ価格3000円
ヤルンバ パッチワーク・シラーズ 2013
87点
カタログ価格3000円
ヤルンバ ザ・シグネチャー 2012
91点
カタログ価格7900円
輸入元:サントリーワインインターナショナル
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