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コート・ドールとニュージーランドのセントラル・オタゴ。優れたシャルドネとピノ・ノワールを産する2つの産地に、ドメーヌ・トムソンはワイナリーを所有する。ほかに例がない。ニュージランド人のデヴィッド・ホール・ジョーンズとシンガポール人のPM・ホール・ジョーンズ夫妻が、情熱を傾けている。
ニュージーランドでは、サーヴィヤー・トムソンとエクスプローラーのブランドを生産していたが、2015年からドメーヌ・トムソンの下に統合した。コート・ドールで造るのはジュブレ・シャンベルタン・レ・ゼヴォセル。夫婦の物語が少し変わっている。
セントラル・オタゴに土地を購入したのと同じ2000年、ジュブレ・シャンベルタンのクロ・サンジャックを臨む家を借りて、翌年に購入して改修した。ブルゴーニュ人は保守的だが、10年以上暮らすうちに地元に溶け込んだ。2013年、ジュブレ・シャンベルタン村名格のレ・ゼヴォセル0.4ヘクタールを売ってもらえた。
PMが手で運んできた「ジュブレ・シャンベルタン・レ・ゼヴォセル 2012」を試飲した。ヴィンテージは畑を購入する前だが、栽培と醸造を任せているジェラール・キュイヴィが2012年に既に造っていた。2012特有の濃厚で熟した果実。ジュブレらしい鉄、黒系果実、力強さがあり、タンニンはなめらかで、余韻はしっかりと太く、長い。レ・ゼヴォセルは北のブロション村との境にあり、標高が高く、表土の浅い畑。ミネラル感が強く、目が詰まっている。
セントラル・オタゴのトムソン同様、ヴィンテージによって、全房発酵も取り入れる。新樽、2年樽、3年樽を3分の1ずつの比率で、18か月間熟成する。
PMは「ブルゴーニュは北緯47度、セントラル・オタゴは45度で、地球の反対側になる。我々は両方でワインを造る唯一の生産者。ブルゴーニュはヒョウ害、セントラル・オタゴは霜害にあい、いずれも容易ではない。アルコール度が高くなりすぎないように気を使い、エレガンスを心がけている」という。
2016年5月4日 自宅で
ドメーヌ・トムソン ジュブレ・シャンベルタン・レ・ゼヴォセル 2012
88点
未輸入
ニュージーランドでは、サーヴィヤー・トムソンとエクスプローラーのブランドを生産していたが、2015年からドメーヌ・トムソンの下に統合した。コート・ドールで造るのはジュブレ・シャンベルタン・レ・ゼヴォセル。夫婦の物語が少し変わっている。
セントラル・オタゴに土地を購入したのと同じ2000年、ジュブレ・シャンベルタンのクロ・サンジャックを臨む家を借りて、翌年に購入して改修した。ブルゴーニュ人は保守的だが、10年以上暮らすうちに地元に溶け込んだ。2013年、ジュブレ・シャンベルタン村名格のレ・ゼヴォセル0.4ヘクタールを売ってもらえた。
PMが手で運んできた「ジュブレ・シャンベルタン・レ・ゼヴォセル 2012」を試飲した。ヴィンテージは畑を購入する前だが、栽培と醸造を任せているジェラール・キュイヴィが2012年に既に造っていた。2012特有の濃厚で熟した果実。ジュブレらしい鉄、黒系果実、力強さがあり、タンニンはなめらかで、余韻はしっかりと太く、長い。レ・ゼヴォセルは北のブロション村との境にあり、標高が高く、表土の浅い畑。ミネラル感が強く、目が詰まっている。
セントラル・オタゴのトムソン同様、ヴィンテージによって、全房発酵も取り入れる。新樽、2年樽、3年樽を3分の1ずつの比率で、18か月間熟成する。
PMは「ブルゴーニュは北緯47度、セントラル・オタゴは45度で、地球の反対側になる。我々は両方でワインを造る唯一の生産者。ブルゴーニュはヒョウ害、セントラル・オタゴは霜害にあい、いずれも容易ではない。アルコール度が高くなりすぎないように気を使い、エレガンスを心がけている」という。
2016年5月4日 自宅で
ドメーヌ・トムソン ジュブレ・シャンベルタン・レ・ゼヴォセル 2012
88点
未輸入
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