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土着品種の豊かなギリシャで、日本市場に可能性のある品種の一つがモスホフィレロだろう。アテネの西に広がるペロポネソスで発祥した。甲州のようなピンク色の果皮を持つ白ブドウだ。
代表的生産者はツェレポス・エステイト。ペロポネソス南部の標高600メートル以上のマンティニアに拠点を置く。1989年に設立された家族ワイナリー。赤のアギオルギティコ、国際品種のシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなども手掛ける。
ギリシャを訪問した際に、イアニス・カラカシスMWから受けたレクチャーで試飲して興味深かったのは、瓶内二次方式によるスパークリング「ツェレポス・エステイト アマリア・ブリュット」。モスホフィレロはスティルワインだけでなく、スパークリングも造られる。
モスホフィエレロはアロマティックな品種。青リンゴ、ライム、バラの花びらに、ジャスミンのタッチ。ソーヴィニヨン・ブランとミュスカのブレンドを想像してもらうといい。温度が上がると、リンゴの蜜のようなフルーティな香りが出る。カバによくあるゴム臭がかすかにあるのが残念。醸造中の温度管理によるものだろう。
瓶内熟成期間は9か月間。シリアスなタイプではないが、フレッシュな酸のあるライトボディなのに、エキゾチックなアロマというスタイルが珍しい。現地では地中海のシーフードと合わせるようだ。ほろ苦い山菜の天ぷらや、エスニック料理との相性も良さそうだ。ドザージュはリットル当たり10グラムを上回っている感触なので、しっかり冷やす方が、日本人向きだろう。
2016年5月7日 自宅で
ツェレポス・エステイト アマリア・ブリュット
86点
販売価格:3960円
輸入元:YORUGOS
代表的生産者はツェレポス・エステイト。ペロポネソス南部の標高600メートル以上のマンティニアに拠点を置く。1989年に設立された家族ワイナリー。赤のアギオルギティコ、国際品種のシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなども手掛ける。
ギリシャを訪問した際に、イアニス・カラカシスMWから受けたレクチャーで試飲して興味深かったのは、瓶内二次方式によるスパークリング「ツェレポス・エステイト アマリア・ブリュット」。モスホフィレロはスティルワインだけでなく、スパークリングも造られる。
モスホフィエレロはアロマティックな品種。青リンゴ、ライム、バラの花びらに、ジャスミンのタッチ。ソーヴィニヨン・ブランとミュスカのブレンドを想像してもらうといい。温度が上がると、リンゴの蜜のようなフルーティな香りが出る。カバによくあるゴム臭がかすかにあるのが残念。醸造中の温度管理によるものだろう。
瓶内熟成期間は9か月間。シリアスなタイプではないが、フレッシュな酸のあるライトボディなのに、エキゾチックなアロマというスタイルが珍しい。現地では地中海のシーフードと合わせるようだ。ほろ苦い山菜の天ぷらや、エスニック料理との相性も良さそうだ。ドザージュはリットル当たり10グラムを上回っている感触なので、しっかり冷やす方が、日本人向きだろう。
2016年5月7日 自宅で
ツェレポス・エステイト アマリア・ブリュット
86点
販売価格:3960円
輸入元:YORUGOS
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