世界一シェフのマッシモ・ボットゥーラ、東京・銀座で「グッチ・オステリア」開店へ

　世界のベストレストラン50で2度も世界一に選ばれた「オステリア・フランチェスカーナ」のマッシモ・ボットゥーラ・シェフが、ファッションブランドのグッチとコラボレーションしたレストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ」（Gucci Osteria da Massimo Bottura）を、年内に東京・銀座でオープンさせる。

　ボットゥーラはイタリア・モデナで営む「オステリア・フランチェスカーナ」で、2016年と2018年の2度にわたりトップに選ばれた。ミシュランの3つ星、ガイド誌エスプレッソでの20点など、あらゆるガイドから最高級の評価を得ている。

　スペインの「エルブジ」でも働いたボットゥーラは、エミリア・ロマーニャ州の食材をベースに、伝統を破壊して創造的な料理を供する。音楽からのインスピレーションも原動力となっている。28席に予約が殺到し、世界で最も予約が取りにくいレストランの1つ。

　グッチ・オステリアは、同郷出身のグッチCEOのマルコ・ビッツァーリとの間で生まれたプロジェクト。2018年にフィレンツェで最初のレストランを開店し、2020年に1つ星を獲得した。2020年2月にはロサンゼルスに2店目をオープンさせた。

　東京店はグッチが4月29日に銀座・並木通りにオープンさせる「グッチ並木」内の4階にオープンする。ボットゥーラとフィレンツェ店のヘッドシェフ、カリメ・ロペスが共同監修を務める。メキシコ人のロペスはボットゥーラの右腕のスーシェフ紺藤敬彦さんの妻で、コペンハーゲンの「ノーマ」、リマの「セントラル」、東京の「龍吟」で経験を積んだ。

　レストランのオープンは年内を予定している。フィレンツェ店のワインリストは、イタリアを中心にフランスワインも充実している。