フェッラーリ、F1の公式スパークリングワインに

　北イタリア・トレントの「フェッラーリ・トレント」は2日、モータースポーツF1の公式スパークリングワインに選ばれたことを発表した。

　3月26日にバーレーンで開幕する2021年のF1から3年間にわたってパートナーシップ契約を結んだ。勝者が表彰台で大容量ボトルを振りまくファイトに使われ、公式祝賀会の乾杯にも供される。

　フェッラーリ・トレントはトレンティーノ・アルト・アディジェ州で1902年に創業。ジュリオ・フェッラーリはシャンパーニュで、瓶内二次発酵によるメトド・クラッシコ製法を学んだ。高品質スプマンテとして、シャンパーニュ＆スパークリングワイン世界選手権で「スパークリングワイン生産者・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、国際的に高く評価されている。1952年から、ルネッリ家が経営している。

　社長兼CEOのマッテオ・ルネッリは、「フェッラーリ・トレントのワインが国際的な名声を享受していることを証明できたのは、私たちのチームがたゆまぬ努力を続けてきたおかげで、大きな成果だ。イタリアのアート・オブ・リビングをF1の祝賀会に持ち込む素晴らしい冒険の出発点となる」とコメントした。

　モータースポーツの頂点に立つF1は1950年に始まり、モエ・エ・シャンドンやGHマムが、公式シャンパーニュとしてパートナーシップ契約を結んできた。